山口県 K診療所 ポストカード 12種 

2008年10月の末 山口県岩国市にある、とある診療所を訪れた。 3泊4日の宿泊で 私は朝から晩まで K先生と 診療所のスタッフの方々と 奥さんのYさんと一緒に過ごし、 往診にも同行して ひたすらスケッチした。 

K診療所は二度目の訪問となる。 そこは山と畑に囲まれ、日本家屋をそのまま残したノスタルジックな診療所で 朝の7時ごろから、すでに 患者さんがやってくる。

K先生は落語大好き、 二階のお座敷には 高座を設けて落語家さんを呼んで寄席をやったり、ミュージシャンを呼んで ライブをしたり、 みやこきしめんだけを食べにわざわざ山口から 明石にやってくるという一風変わった多趣味のお医者さんだ。

そんな先生からこのたび、 声がかかり どきどきわくわくして 私は 新幹線に乗り込んだ。
以下やっとこさできあがった ポストカード用スケッチ12点



「木の葉ガサガサ祖生の朝」
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 Yさんが「あそこの山にあがったら全景が見えるんですよ。」 と言うので翌朝 上ってみた。 長いこと誰も歩いてなかったらしく、獣道みたいに雑草だらけで、 私は葉っぱや枝をかきわけかきわけ 丘のてっぺんにあがってみた。 そこから見下ろしたら K診療所が遠くに見えた。


「K診療所のはじまりはじまり」
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早朝から患者さんが軽トラでやってきたり歩いてやってきたり。 まさに 始まり始まりって感じだった。



「ありがとうね」
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「ありがとうね」と看護師さんがある患者さんに何度も言ってたので、何かおみやげでも持ってきたんかなと思ってた。 後で聞いたら検尿のコップだったらしい。



「待合室にて」
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朝からにぎわう待合室。



「今日はどうかいね」 
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先生が診察している真横でスケッチするわたしだが、 患者さんが不審がらない。たぶん 「また先生は何か変わった事企んでるんだな」と 患者さんもすでにお見通しだったのかもしれない。



「じっとしちょってね」
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この注射をする看護師さんとしばらくおしゃべりした。 「ここにやってきて私は本当に幸せだ」とニコニコして話してくれた。ちなみ申し訳ないほど実際の人物と似ていない絵になってしまった。



「もうちょっで終わるけ〜の」
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看護師さんも先生も山口弁で患者さんと話をする。 山口の方言はあまり知らなかったんだが、 すごくかわいい! のーんびりしてくる。


「木の香きしむ音もくもくお仕事」
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この日本家屋の診療所は 代々続く診療所らしく、看板などもとても古い。 医務室も障子がはられた和室だ。ここでみなさんもくもくと 作業をしていた。



「小径をがたがた往診続く」
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軽自動車は先生と看護師さん二人と私をのせて 山間を縫って患者さんの家へと向かった。 ちょっとしたドライブだ。 ダッシュボードに貼られた患者さんリストが印象的だった。



「おばあちゃん来たよ」
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治療というよりは お話するという感じが多いようだ。 定期的に顔を出してもらうだけで安心されるんだろうな。 



「ひだまり」 
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 訪問専門のナースステーション。 プレハブでできた小さな建物の中で4人の看護師さんたちがわきあいあいしていた。



多羅葉の木とK診療所
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この診療所の玄関には 代々からある大木が門番になっている。「多羅葉」という名前で はがきとしても使える大きな葉っぱが特徴だ。



「おばあちゃん来たよ」ポストカード表と裏
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こんな感じですべて仕上げて ケースを作って K先生に送った。
by YUKI_GOTO | 2009-03-17 14:46 | 人形 dolls