中国最終日 早朝 北京を走る 

絶対に走るぞ!と決意してジョギングシューズを持ってきたのだ。北京最後の日。
ゆうべ寝たのは決して早くはないが、5時30分、ばっちり目が覚めた。隣で眠る王ちゃんを起こさないよう、そっと出発。 「8時30分までには戻ってきます」という手紙を置いていった。
故宮周辺は道路が碁盤の目になっていてとてもわかりやすい。だが、私は一つ肝心なことをチェックしていなかった。地図の縮尺だ。道は単純だが、曲がる予定の大通りまでどれくらいの距離があるのか見当もつけずに私は出発した。
f0072976_23472032.jpg

a.「いきなりこれかい!」てなもんだが、私には前回の旅行からの続きで、もっともショッキングかつ興味がある事柄の一つなのだ。ノボテルホテルを出て北上するとすぐに東単公園があった。広くてのどかな公園だ。公園につきものなのは公衆トイレ。私はしたくもないのに、吸い込まれるようにトイレの中に入っていった。
f0072976_11443028.jpg

「やっぱり・・・」一度は飛び出したものの、ショッキングな気持ちと喜びが混ざった複雑な心境で、もう一度トイレに入る。これをクリアしたら一歩中国の人に近づけるような気がしたのだ。
f0072976_11445293.jpg

しかし、極まってもない状態では無理だった。そこでスケッチ。なかなかおしゃれな建造物じゃないか。そんな時一人のおじさんがゆっくりと笑いながら近づいてきた。よりによって便所を描いてる時に!
f0072976_11454781.jpg

b. どの道もどの道も広い。あちらの歩道に行くのは至難の技だ。相当広い道路はさすがに誰も横断していないし、また、横断したら怒られる。が銀座程度の道路ならすきありゃ、人も自転車もリヤカーもへっちゃらで横断、あるいは車と並走している。
ところどころに大きな案内図が設置されてある。やはり中心地だし、故宮という大きな観光地があるせいか、あるいは北京オリンピックが近づいて来るので、整備しているのか。
f0072976_1146661.jpg

c. 道中甘栗を売る店発見。1斤10元、安いじゃないか!1斤が500グラムということは日本で習ったばかりなのは良かったが、甘栗が500グラムってどれくらいなのかわからない。
本当は「1斤ってどれくらい?」とか「半分ください」とか言いたいけど、アホの一つ覚え「1斤買います」という言葉しか知らない。店のおじさんは珍しく、何も売ろうとしないし、目もあわさない。ちょっとびびったけど、栗くらい買えなくてどうする!
1斤買った。
f0072976_11463372.jpg

d. 故宮の横あたりで、置き手紙に書いてきた時間に限りなく近づいてしまった。王ちゃんが心配するかもしれない。こういう時は、自分本位にならず約束を守るべきだろう。というわけで二駅だけ地下鉄に乗った。降りたらもう限りなくノボテルは近い。ノボテルの所在を確認した上で、コンビニに入り、最後にもう一度アホの一つ覚えの一つ「ノボテルホテルはどこですか?」ときいた。通じたらしい。何を言われたのかはわからないが、指さす方角は私が見当つけていた方角と合致した。やれやれ、初のジョギングは無事終了した。

戻ったら王ちゃんはきっと「YUKIは本当に走ったんですね」と驚くだろう。と思ってドアを開けたら、まだカーテンを閉めた暗い部屋で彼女は眠りこけていた。
メモ 走行距離 やく8キロくらい。
f0072976_1815927.jpg

by YUKI_GOTO | 2006-04-03 06:00