小海線の旅スケッチの巻(書きかけ)

池袋駅を出て、別に意味はないけど、どうしても高崎方面に行きたかったので高崎線に乗った。高崎駅つけば、八王子に行くか、新潟方面に行くか、信越線で横川駅に向かうかの3つのルートがある。
八王子に向かえば、また東京に戻ることになるので、さすがにアホらしいので没。 新潟方面に向かってしまえばいつまでたっても、関西に帰れないような気がしたので没。 というわけで 信越本線に乗った。でも横川駅でJRはいったん切れる。そこからバスが出てること途中でわかった。バスはJRバスで、とても快適だった。 
終点横川駅は釜飯発祥の地だそうで、 駅前に釜飯の大きなお店があった。 バスを2本ほど延ばしてお店をスケッチ。 普通ここで釜飯を食べそうなものだが、私は冷蔵庫の余り物を片付ける必要があったためサンドイッチなんかを作って持ってきていた。 腐るともったいないので、 釜飯はあきらめて、サンドイッチをほおばった。
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横川駅からバスに乗って軽井沢へ。車で近所をかすめたことはあったが駅は始めただ。有名な別荘地だけあって駅前は開けていてしゃれている。しかしなんだか中途半端に新しくこぎれいな様子に私はなじめない。 スケッチしたいという衝動に全くかられることがなく、仕方ないからホームで電車を描いてみたけど 気乗りしないで描いたスケッチはやはりおもしろくない。 というわけで没。

しなの鉄道に乗り、さてどこまで行こうか、たぶん小諸で降りよう。小諸で降りたらそこから小海線に乗れる。別に決まってないからこのまま乗って松本までいってもいいのだが、やっぱり小海線に乗りたい。というわけで小諸で下車。 

小諸に到着したのはもう5時前だった。宿は決まってなかった。宿が決まらないのは落ち着かなくて、さすがにスケッチする気になれない。観光センターのようなところもみあたらない。

そんなわけで駅周辺を歩いた。歩いて徒歩5分くらい、かなり古い建物だが看板がある。 迷うことなく入っていった。自動ドアが開いたが人がいない。「すみません」と挨拶するが あたりはシーンとしたまんま。「すみませーん」と5回くらい呼んでみるがやっぱり誰も出てこない。最後に一回
だけと思い大きな声で「すみませーん!!」と叫んだら ついに奥からおばちゃんが「はーい」と出てきた。

部屋は空いてるらしい。ほっとした。というか どうやら私一人らしい。なんとなくおかずの匂いが漂って来る。「今日娘がきてるので おでん作ったんだけど 食べる? おいしくないかもしれないけど・・・・・」旅館というか近所のおばちゃんのノリだ。喜んでありがたくいただくことにした。
宿が決まったので安心して外に出た。前払いで4800円の宿代を支払うと、財布には200円くらいしかなかったので、お金もおろさないといけない。
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 なぜか少し気になった路地を描いた。でも途中から日が暮れてしまい路地はとくに暗くなるのが早いので見えなくなってきた。色塗りはあきらめて宿に戻った 熱々おでんと小松菜のおひたしたっぷりをルームサービスしてくれた。お腹がすいていたのでがつがつといただいた。お風呂から上がったら今度はおいしいリンゴを一つ包丁と一緒にまたルームサービスしてくれた。 

翌日千曲川のスケッチでもしようと思い朝7時頃宿を発つことにした。旅館のおばちゃんが「ちょっと待っててね」と奥にひっこみしばらくして持ってきてくれたのは 炊きたてご飯で作ったおにぎりだった。素泊まり料金しか払ってないのに、夕べからいろいろ気にかけてくれて嬉しい限り。その上おにぎりだ。あこがれの山下清みたいでこれがまた嬉しい。
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途中にあった中棚荘。島崎藤村のゆかりがあってとても有名だそうだ。 ちょっと見ていこうと思って敷地に近づくと 確かにおもむきのある建物があった。 
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藤村が滞在していた水明楼。誰もいない。ポカポカする陽気の中で、おばちゃんが作ってくれたおにぎりをほおばった。梅干しの入ったシンプルおにぎり。おいしかった。2時間だけ小諸で道草する予定が2枚スケッチしたらすでに2時間どころかはるかに時間延長していがた開き直って千曲川に向かった。
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島崎藤村の「千曲川スケッチ」ってどんなこと書いてたんだろう。 帰ったら読んでみたい。

多いに時間オーバーして小海線に乗った。この先どうするか何も考えていない。そのままおとなしく電車に乗って小淵沢まで行くか?予想どおり小海線は気持いい。山と畑の間を線路が一筋。目的のない私はいきなり降りる時があるので 荷物は常にまとめている。そして「信濃川上」駅に止まった時、とっさに荷物をひっつかんで降りた。

実はこの駅に降りる少し前、リンゴ畑と田んぼが広がる景色が駅から近いところにあったので、降りようかなと思ったがためらっているうちにドアがしまった。 その後二度とリンゴ畑は出てこなかった。 やはり降りるべきだった。そういう後悔をしたくないので、今回はためらうことなく降りた。リンゴ畑があったわけじゃないし、他に比べてダントツ情緒があるように見えたわけでもない。 でも何か惹かれるものがあった。下車して駅前を少しだけ歩いてみた。民家があって、お店らしきはシャッターが降りている。 一つだけひぐれ食堂というのれんのかかったお店が駅前にあるが、中は真っ暗だった。 どうしようか。ちょっと散策して次の電車にまた乗ろうかな。乗るにしても次の電車は2時間後だ。信濃川上駅のホームを降りて踏切の上でスケッチをしながらどうしようか考えた。
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 最近は色まで塗ることにしているので、2時間近くかかってしまうことが多い。(もっと短い時間で仕上げたいのに・・・)寒くなってきた。 当然あたりも少しずつ暗くなってきた。 もし今から小海線にまた乗って、中央線に乗り換えれたとしても、 もう真っ暗だ。もったいないことはないか? というわけで駅前の看板にあった旅館に電話した。 ぶっきらぼうなおっちゃんが出てきた。

ぶっきらぼうな言い方だけど、なんだか人の良さそうにも感じる。 食事なしなら泊まれるよと言われて決めた。でもならば何か食べないと・・・・ 開いてるのか閉まってるのかわからない「ひぐれ食堂」ののれんをくぐった。 戸は開いた。 部屋は真っ暗だったけど 私の気配に気がついたのか奥からおばちゃんが出てきて電気をつけてくれた。寒かったので あたたかい蕎麦を注文した。 お汁は最後まで飲み干した。 つづく

旅館のベランダで見た皆既月食
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小淵沢駅のホームからみた眺め
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名古屋駅の3つくらい手前の駅で降りて成田山をスケッチ。別意味なし。
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by YUKI_GOTO | 2014-10-09 22:26 | 旅とスケッチ sketch